ヴィンテージPAFピックアップのマグネット

伝説のPAFピックアップにも使われたマグネットの長さ、重さ、見た目などの細部を見ていきます。

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伝説のハムバッカー、Gibson 50’s Patent Applied Forピックアップのマグネットです。ざらざらの面にはほぼすべてにマジックで引いたような線が入っています。おそらく磁石の極をわかりやすくマーキングしているのでしょう。

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このざらざら面は、サイドの一方にもあらわれています。

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裏面は切り出しの刃型が残っていてフラットです。

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マグネットのサイズは、2.509 × 0.506 × 0.131インチで、俗に「ロングマグネット」と呼ばれるタイプです。側面の逆サイドも同じように切り出したフラット面になっています。

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ロングマグネットは、1961年頃から2.25インチのショートタイプに切り替わります。長さを比較してみましょう。

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上側がロングマグネット、下側がショートです。ショートのサイドには、マジックのマーキングがありました。

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80年代は、マニアの間で「PAFのマグネットはアルニコVだからGood Soundだ」などと、まことしやかにささやかれていましたが、昨今では「当時はアルニコII、III、IV、Vがランダムに使われていたようだ」との見解が一般的になりました。

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気になる重量ですが、ロングマグネットは18.5g、ショートは16.4gですから、ちょうど長さの差分だけ重量差がある感じですね。

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