AceやBobby Leeのヴィンテージ・ギターストラップを紹介
近年コレクターの間でも人気が急上昇している、ヴィンテージ・ギターストラップ。今回はAceのストラップを中心に、多くのバリエーションをご紹介します。
近年コレクターの間でも人気が急上昇している、ヴィンテージ・ギターストラップ。今回はAceのストラップを中心に、多くのバリエーションをご紹介します。
60年代後期から70年代のヒッピー時代、ベトナム戦争の混沌としたカオスから逃避する若者たちの間で流行したカラフルなサイケデリック・カルチャーを代表するのが、Ace社やBobby Lee社が販売していたWoven Strap(織物ストラップ)です。当時はエリック・クラプトンもジミ・ヘンドリックスもジェフ・ベックも、同社製や同社がギブソンやフェンダーにOEMで供給していたストラップを使っていました。特に有名ギタリストが愛用していた柄は人気があります。
ギブソン社の70年代のカタログに登場するWoven Strapは3種類です。左から「メタルバックル2インチ」「樹脂バックル2インチ」「樹脂バックル3インチ」です。
現在ではもっとも入手が困難で、迫力・人気ともにトップのギブソン社3インチメタルバックルは、このカタログが登場する直前までのモデルになります。2インチと3インチを比較してみると、だいぶ幅が違います。
手元にあるストラップの一部をならべてみました。AceやBobby Lee、Black Diamondのデッドストックにはそれぞれ趣向をこらした当時らしいデザインのタグが付属しており、店頭でディスプレイのハンガーにかけやすくなっています。
良く見ると、これらのストラップには「エレクトリックギター/ベース用」「クラシックギター用」「バンジョー用」「サックス用」「カメラ用」など、用途にあわせたラインナップがあったようです。次の写真はクラシックギター用で、ネックにひっかける紐が付いています。
パッケージタグの裏面には、やはり当時の必需品、ゴムバンド式のカポが掲載されています。懐かしいですね。
一方でBobby Leeはサウンドホールにクリップで吊るすタイプのデザインです。Aceのストラップは本当に多くのバリエーションがあります。国内外のコレクターの方が一堂に会して、すべてのパターンを集めてみたいものですね!
ストラップはまだまだ奥が深く、これからも機会をみてご紹介できればと思っています。最後に、今回紹介したレザーストラップとWoven Strapの中から筆者の好きなアイテムを選んでみました。みなさんはどんな柄が好きですか?
そうそう、次の画像のストラップの下に写っているのは、当時のブラウンケースにオプションで付いていたネームタグです。
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