ギブソンの店頭パーツ販売用クリアボックス
今回はギブソン社が店頭でパーツを販売してもらうために準備したクリアボックスを紹介したいと思います。よく見ると当時のプライスシールも貼ってあって貴重な資料です。
59年製レスポールに搭載されているノンワイヤーのABR-1は厄介で、弦が切れるとサドルとスクリューが同時に脱落してしまい、最悪の場合は紛失し、リプレイスすることになってしまいます。60年代になってワイヤーが追加されたことで状況は若干改善されたものの、やはりスリットの直しや錆による交換など、交換用ブリッジサドルへの需要は多かったようです。今回はギブソン社が店頭でパーツを販売してもらうために準備したクリアボックスを紹介したいと思います。まずは、まだ当時のサドルなども入ったままのボックスです。オープンオーのギブソンロゴからも60年代までのツールということがわかります。よく見ると当時のプライスシールも貼ってあって貴重な資料です。
こちらはノブの販売用で、何種類かのノブがセットになって、仕入れやすいように工夫されていますね。
ノーリン時代になるとギブソンロゴも華やかで金の箔押しです。
これはパーツ番号から、おそらくピックの販売用だと思います。Gibson USAのロゴになった時代のケースは相当な数が店頭に頒布されたようで、手元にデッドストックが20個程ありました。ボール紙のスリーブも残っています。
フェンダー社でも同様に店頭でパーツを販売するための間仕切り付きクリアボックスを頒布していますが、ポットやペグなども用意されていたようで、ギブソンに比べると大ぶりです。
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