エリック・クラプトンのエルボーカット・エクスプローラー

エリック・クラプトンが日本公演で使用しミュージックマンのポスターにもなった「エルボーカット・エクスプローラー」。カットされたエルボーがたまらなくキュートです。

エルボーカット・エクスプローラーと紙幣

エリック・クラプトンが日本公演で使用しミュージックマンのポスターにもなった、ファンにはおなじみの「エルボーカット・エクスプローラー」。以前は正確なボディシェイプがわからずに「とりあえずステージ写真を参考にカットしてみました…」的はものが多かったように思えます。今回紹介する2本のギターも、正確なシェイプというよりは、こういった「エリック・クラプトンのギターが欲しかったファンの気持ち」を紹介するというスタンスでご覧いただきたいと思います。

エルボーカット・エクスプローラー正面

次のギターはギブソンの現行モデルを改造したものでマホガニー製です。ペグはお決まりのグローバーですがボタンがミニタイプですね。こちらの方が使いやすいです。

マホガニー製のエクスプローラー

クラプトンはGrover 102Gのスタンダードサイズのペグボタンを使用していますが、チューニングの際にボタン同士が干渉してしまいます。

エクスプローラーのヘッドストック

ブリッジはナッシュビル・チューン・オー・マチックですね。

エクスプローラーのブリッジ

ブリッジはVintage Maniacs Shopで販売中のコンバージョンポストでABR-1にするとカッコイイ気がします。Martin 000-28と並べてみました。どちらも純正のエリック・クラプトンモデルではないですが、それなりの雰囲気が良く出ています。

Martin 000-28とエクスプローラー

次のエクスプローラーはコリーナ製です。

コリーナ製のエクスプローラー

カットしたエルボー部分は別個体の82年ものです。今こんなことをやったら、コリーナファンの方々から相当なお叱りを受けそうです(笑)それにしても2本並ぶと迫力がありますね。サウンド的には、なぜかエルボーをカットする前よりもカットしてからの方がヌケが良くなった気がします。あくまで個人の感想なのですが、同じ経験をされた方いませんか?

2本並べたエルボーカット・エクスプローラー

エクスプローラーの改造は結構な金額がかかる上、エリック・クラプトンファン以外には「何やってんの?」的に見られてしまいがちな行為なので、大っぴらにできない嗜好に思えます。

エクスプローラーのボディ

しかし近年SNSなどを見ていると、日本だけでも相当な「E. C. Explorerファン」が存在することがわかってきました。いずれVintage Maniacsで「E. C. Explorer」だけを集めた写真撮影会を企画しますね。

コリーナ製エクスプローラー

コリーナ製エクスプローラーのヘッドストック

コリーナ製エクスプローラーのバック

兎にも角にもエクスプローラー。カットされたエルボーがたまらなくキュートです。

エルボーカット・エクスプローラーのボディ

エルボーカット・エクスプローラーのバック

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ヘリテイジ・コリーナ・エクスプローラー - Journey with the Explorer
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