チューンナップの魅力 - Gibson SG Goddess

ギブソンの60年代デザインには共通の美学があります。デトロイトのカーデザインがそうであるように、ギブソンもギター本体のみならず搭載されているピックガードの曲線や大きさ、パーツのシェイプ、ノブのレイアウト、プラスチックパーツの色やプライ数、どれをとっても当時の「Gibson」とわかる、一貫した共通の美しさを見ることができるのです。

Rock N Roll VintageがデザインしたSG
Rock N Roll Vintage

たとえば上の画像のギターですが、これが「当時のカスタムオーダーで存在した」もしくは「NAMMショーで発表された」と聞いても疑う人は少ないでしょう。しかし、このギターはシカゴのヴィンテージギターショップ「Rock N Roll Vintage」が独自にPhotoshopでデザインした「空想のGibson」なのです。

ロングヴァイブローラがファイヤーバードにもSGにもESシリーズにも似合うように、ギブソンの優れたパーツデザインはボディデザインを超えて、共通した親和性を持っていますね。ですので当時ラインナップされたモデル以外の、別のモデルに移植すると「妙にキュートでオリジナリティに富んだMy Tuneup」が楽しめる、カスタマイズの宝庫でもあります。

今回は「Rock N Roll Vintage」のアイデアからヒントを得て、エボニーブロックをSGやLes Paul Specialに搭載するチューンナップを施してみました。母体については「もともとコンビネーションブリッジ・テールピースを搭載した、スタッドボルトのアンカー跡を穴埋めしなくて良いモデル」を選んでいます。

3機種ともにコンビネーションブリッジです。 

Gibson SG Goddess

まずSG Goddess。Les Paul Goddessというモデルも同時発売されていた、かっこいいカスタムモデルです。

ピックアップが透明ボビンで、ブルーのエナメルワイヤーが覗いています。Private Fingersのデザインが影響を受けたクールな逸品ですが、スペック表には490 & 498と書かれています。インレイやハムバッカー × 2という高級な仕様をみるとStandardっぽいのですが、なぜかコンビネーションブリッジです。ABR-1にしなかった理由がわかりません(笑)

ロッドカバーには丁寧にも「Goddess」のロゴが入っていますし、白蝶貝のGibsonロゴはブルーに着色されています。とりあえずショートヴァイブローラとエボニーブロックをカッコだけ乗せて撮影してみました。なんとCoolな!

ステージ映えするカラーとエボニーブロックが、スペシャル感満載。仕上がりもなかなかのものでしょう?

Les Paul Special DC

Les Paul Special DCは、オートチューニング機構(G FORCE ™)搭載のモデルを選びました。

ヘッドストックがいかにも現代的で重く見えるので、チューンナップ機ではユニットごと取り外してヴィンテージ感を出したいと思います。ピックガードがないのも少しスカスカした感じがするので、オリジナルで作ってみましょう。

デザインはB案(右)がよさそうです。チェリーだと3プライでもアリですね。ショートヴァイブローラとエボニーブロックをとりあえず乗っけただけでも相当かっこいいので、ピックガードも楽しみです。

ギブソンのギターをギブソンのパーツでドレスアップする。当然のことのようですが、モデルを超えたデザインを楽しむのは、自分が趣向を凝らしたスペックに対する愛着も湧いてきて、随分かわいいものだと振り返っています。

【この記事の後編】ワイドピックガードのSGジュニアをチューンナップ

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