ギブソンの退職記念品

長年仕事に精励した功績に対し、敬意や感謝の意を表して贈られる退職記念品。今回ご紹介するグッズは、ギブソンのカラマズー工場を退職した製造部門の社員に贈られた垂涎の逸品です。

ギブソンの退職記念品

長年仕事に精励した功績に対し、敬意や感謝の意を表して贈られる退職記念品。あるときはネームが刻印されたオメガの腕時計だったり、シルバーのネクタイピンやジッポ・ライターと、想い出の品として、贈る側が心を込めたアイテムです。昨今は大きな企業の定年退職でも「プリンタから出力された感謝状と商品券」という味気ないセットが増えたようですが…。

さて今回ご紹介するグッズは、ギブソンのカラマズー工場を退職した製造部門の社員に贈られた垂涎の逸品です。貼付されているロゴの形状から推察すると、70年代初期から80年代にかけてのものでしょう。

Les Paul Firebrandの写真

弦楽器を模って切り抜かれた板に、当時のカタログから切り抜いたLes Paul Firebrandの写真。裏側には関連職場のメンバーが寄せ書きをしています。

職場のメンバーの寄せ書き

ご本人が亡くなられるまでリビングに飾られていたため、カラー写真は退色していますが、ゆったりと時間が流れる良き時代を象徴しています。次の時計も同じ方の遺品です。

退職記念の置き時計

時計本体は汎用品のようですが、ギターのボディとネックはハンドメイドで、木目が美しいウォルナットにバインディングまで施されています。 ヘッドのGibson金ロゴはシルクではなく、SGジュニアなどと同じデカール仕様です。

左右2つの時計は、よく見ると土台のデザインもギターのシェイプも異なっています。一見市販品にみえるこうしたグッズも内製化していた当時のギブソンは、ダンディズムが漂いますね。左側の時計はGibsonロゴが70年代に多くみられる形状ですがシルクスクリーンになっています。

こうした粋なグッズを眺めていると、来る自分の定年退職日には、自分で自分に置時計を作っておこうかな…などと思ったりしますね。

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