ギター撮影後記 2018
ギターの撮影はちょっとした工夫をするだけでも写真のイメージが変わってきます。ハードケースなどの小物と一緒に撮るだけでも雰囲気を演出できますね。
目次
手放してから懐かしくなる
FV(Fukazawa Vintage Club)愛器って、手放してから懐かしくなる。持っているときは、ありがたみが実感できない。
VM(Vintage Maniacs)どちらかというと、しっくりきているギターのほうが、なんとなく一緒にいるのがあたりまえに感じて…
FVそうそう。空気みたいな存在っていうか、一心同体なんだよ。
VMなのに、なんで手放すんですかね。
FV男のサガかな。1980年代後半、実は不思議な再会があったんだよ。SGスペシャルの記事( 時代のはざまにSG Special)で紹介した、パイルドライバーの安田君が愛用のディマジオ搭載Gibson。卒業して東京に来る前、フェンダーのプレべと交換したんだけど、それから5年ぐらいして渋谷のイケベで発見。
VMすごい。当時は小川さん(後、ギターハウス)がいましたね。で、今日の話題は?
ギターを写真で残すということ
FVそうそう。ギターを写真で残すってこと、大事だと思うわけだ。
VMVintage Maniacsのカレンダーは、いつもちゃんと撮影に行ってるんです。
FV2019年のカレンダーに向けて、六本木で早朝撮影したのが今回紹介している写真だね。
VMハードロックカフェは、わかりやすいですね。
FV撮影するとき、建造物の著作権とかショップ名とか、承諾を得るのが結構大変だから普通の背景を選びがちだけど、個人で楽しむ分には街のランドマーク的な場所を選ぶと想い出深い写真になるね。
VM手放したギターでも、自分で撮影したスナップを持っていればスマホの待ち受け画面にもできるし一緒感がでますね。
FV元カノの寝顔をいまだにスマホの待ち受けにしている吉祥寺の吉本君は別として、まあ、元愛器なら許せるね。
VM吉本君、見てますよ。怒りますよ。で、ギターと背景ですが、この2枚を見ると随分と印象が異なります。
FVどっちが好きかね?
VM色調的にモダーンですね。古風な感じでアンティークな温かみを感じます。
FVうんうん、わかる。
VMTV Specialには現代的でポップな背景が似合います。
FV ギターにもステッカー貼りまくりたい(笑)
撮影場所にこだわる
VM撮影スポットって、どうやって探してくるんですか?
FVZemaitisとGTZの撮影みたいに、ハウススタジオ(あらかじめ家具などがセットアップされた家屋ごと借りられるスタジオ。写真は目黒のスタジオEASE)を借りて大げさに敢行することもあるよ。
VMこれは、ストリートパフォーマーの紫穂さん(奏神)とのショットですね。しかもカメラは龍山先生だ。お金かけてます(笑)
FVこのゴールドトップとZemaitisは、背景と相まってレトロだね。
VMレスポールも、屋外だとライティングによってトラ目がいろんな表情をみせるので楽しいです。ハードケースを一緒に撮影すると、ヴィンテージっぽさが出る気がしませんか?
FVよく見てるね。そう思うよ。例えばこの写真、ヒスコレのDave Johnsonチューンナップだけど、まんまヴィンテージにも見える。雰囲気だね、大事なのは。
撮影時に小物でひと工夫
VMたとえばストラトの場合、本体だけで撮影したらヴィンテージかカスタムショップかわからないです。
FVうーん、わからなくはないんだろうけど、カスタムショップの再現性が優れているってことかな。たしかにヴィンテージがヴィンテージっぽく見えるためには撮影時にひと工夫いるね。
VMそれがハードケースかもしれませんね。
FV見比べてみるかい?まずこれ。
VMそっけない(笑)
FVじゃあ、これ。
VMおお、一気に。
FVもういっちょう。
VMお仏壇じゃないんですから。のせりゃ良いってものでもないっすよ。
FVすまんすまん(笑)小物での演出も大事だってことで。
VM桜の季節…あ、橋に落書きしたやつ、けしからんですね。
FVそうじゃなくて、ハードケースとか小物の話。
VMひゃー、ヴィンテージストラップの見せびらかしだ。
FVひとぎきが悪いなあ。ご紹介だよ、紹介。そして愛器と愛車。
VM今度はぜひ、フォード・マスタングとかコルベット・スティングレーとかの、アメリカンなスポーツカーとのショットをカレンダー用にお願いします。
FVぜひぜひ。
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