レスポール・モデルが本格的に復刻 - 1968年のギブソン・カタログ
1960年以降SGシェイプになるレスポール・モデルですが、本格的に復刻されるのは1968年のP-90搭載ゴールドトップ・モデルになります。この年は同時に2台のレスポールが登場していますので、当時のカタログを見てみましょう。
1960年以降SGシェイプになるレスポール・モデルですが、本格的に復刻されるのは1968年のP-90搭載ゴールドトップ・モデルになります。この年は同時に2台のレスポールが登場していますので、当時のカタログを見てみましょう。
表紙ではギター開発者のことを「Mr. Guitar」と表現していますね。
カタログを開くと左側にはレス・ポール氏と思われるイラストが描かれていて、「音楽界にあって革命的楽器を開発したMr. Guitar:Les Paul氏とGibsonがとうとう歴史的ギターを復刻」と説明されています。
今から思えばギブソン社が1960~1968年の間、メイプルトップのレスポール・モデルをディスコンしていたことこそ理解に苦しみます。その8年間に500本/年ずつ継続生産してくれていれば、現在もこの世に4,000本前後のバーストが存在しているはずです。生産本数でいえばファイヤーバードⅤのほうがよっぽど貴重かつ高額になっていたかもしれません(笑)ファンとしては複雑な心境です。
さて内側右ページにはレスポール・スタンダード・ゴールドトップとカスタムが掲載されていますが、カスタムのヘッドロゴなどは、どう見てもプロトタイプというか、やっつけ仕事のようなインレイになっていて不思議です。ロッドカバーも本来は「Les Paul Custom」と刻印されているはずですから、ちょっとレアなスペックでしょう。
なお当時のディーラー用ガジェットを見るとパーツはクロームで、ABR-1のサドルはプラスチックになっています。とにかくSGモデルに満足できなかったミュージシャン達からはレスポール・モデルの復活は温かく受け入れられ、その後Deluxeや71 Reissueへとつながっていきます。
最後に、昔の音楽雑誌に掲載されていたManiac Guitarというコーナーで、65年のレスポール・モデルが紹介されているので見てみましょう。これは俗に「クラウンインレイLP」と呼ばれるモデルで、SGスタンダードなどでもおなじみのクラウンインレイが入れられており、すでにレス・ポール氏とのエンドースメント契約が切れていた時期だったことがうかがえます。
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