ヴィンテージと復刻版の違いをチェック - ギブソンロゴ・ケースバッジ
ヴィンテージのバッジはブラウンケースのほか、安価なアリゲーターケースやブラック・チップボードケースの内蓋にも取り付けられていましたので、外れやすい内蓋ごと脱落しているものが結構あり、eBayなどのオークションでも比較的安価で入手できます。
今回はギブソンのハードケースについているバッジを詳しくチェックしてみます。この「☆Gibson」マークのバッジは、ヴィンテージ・ブラウンケースの取っ手の横にブラスの釘で取り付けられています。リイシューのケースバッジと手元にあるブラスバッジを並べた画像をご覧ください。このころのリイシュー・ハードケースのバッジはとても完成度が高く、質感や文字の凹凸も上手に復刻していると思います。ヴィンテージのバッジはブラウンケースのほか、安価なアリゲーターケースやブラック・チップボードケースの内蓋にも取り付けられていましたので、外れやすい内蓋ごと脱落しているものが結構あり、eBayなどのオークションでも比較的安価で入手できます。
先ほどの画像の中でコンディションが良い個体はチップボードケースの内蓋についていたもので、錆びやへこみがあるのはブラウンケースやブラックケース(60年代のSGなど)につけられていたものです。
バッジのカラーを見ると、もともとグラデーションのサビ加工がなされている印象を受けますが、実はデッドストックのヴィンテージケースにはキンキラに輝く錆びのないバッジがついていましたので、経年でサビが発生して、程良いブラウンに変色しているということになります。
ヴィンテージのバッジとリイシューを比較すると、表側は本当に良くできています。見分けるポイントは「G」の上部か「i」のドットの形状です。
裏返すとヴィンテージはプレス打ち出しでできているのに対し、リイシューはフラットで成型品だとわかります。
最後に2012年に復刻されたリイシューケースのバッジです。バッジのグラデーションは印刷でしょうか、網点のようになっていて、バッジを固定しているのも釘ではなくプラススクリューです。
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