リバースVのスペック紹介 - キュートなコレクターズアイテム

前回に引き続き、ギブソンのリバース・フライングVにクローズアップ。今回はリバースVのスペックを中心に見ていきます。ワランティカードにみる、コレクター的にはちょっとうれしいポイントもご紹介します。

キュートで弾きやすいVシェイプ

リバース・フライングVの再生産と初回ロットと並べてみると、再生産のマホガニー(一番左)は、初回ロット(右から2番目)に比べて、随分グレードが高いようにも見えます。ギブソン的には、きちんと品質格差を持たせたのかもしれません。

今後絶対に復刻しないであろうモデルとしては横綱級のReverse Flying V。細部を見ても、工業デザイナーが本気で美意識を振り絞ったとは思えないのに、何となくキュートで愛着が湧きます。座って弾いてみるとこれほど弾きやすいVシェイプは無い…と断言できる、なんちゃってコレクターズアイテムなのです。

リバース・フライングVのスペック紹介

ザグリはエクスプローラーを彷彿とさせます。

Vプレートは武骨にねじ止め。

ブリッジはナッシュビル・チューンオーマチック。できれば再生産はABR-1にしてほしかった。

ジャックプレートはメタルで、ちょっと高級感あり。

どうやってコントロールするのか、2PUのセレクターと1 × Volume。

ハードケースは手の込んだ落とし込み。

ワランティカードにみる不思議

最後は、Vintage Maniacsのカレンダーに使おうと思った写真とワランティカードのご紹介です。

シリアルナンバーを見ると、「020770498」だけが違う月度に生産されています。カラーもTA(トランスアンバー)となっており、再生産のNA(ナチュラル)と異なっていました。

やっちゃったGibsonのなんとも奥深い不可思議で、コレクター冥利につきます(笑)

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