なつかしのトレーディングカード Part Ⅰ 後編
前編に引き続き「クラシック・アメリカンギター・カード」をご紹介。Martin D-45やポラリスホワイトの建国200年記念モデル・ファイヤーバードなどのカードを見ていきます。
VM (Vintage Maniacs)えっと、今日は前編からの続きになりますが、「Classic American Guitar Cards Vol. Ⅰ」の紹介です。Crestwood Deluxe(Epiphone)を入れてくるあたり、ニクいですね。
FV (Fukazawa Vintage Club)まあ、日本や欧州だと、それこそ現物見るのもレアだから、なかなか話題にのぼらない。
VMこのギターが、Gibson/Epiphoneのソリッドボディで一番高額なモデルだって書かれていますが。
FVEpiphoneのカタログ記事を書いたときに、その値段に驚いた。
VMEB-0も、ピックアップカバーがブラックの初期型は、むちゃくちゃクールですねえ。
FVそうだね。ベーシストの視点で語ると、ギタリストが持ちたいベースの筆頭かも。
VM読者の皆さん、ストラト好きのベーシストであるFVさんらしい、ややこしい表現ですよ。
FVこうして、ごっちゃなラインナップをみると、「Vintage Guitar Card Vol.Ⅰ Gibson」「Vol.Ⅱ Fender」「Vol.Ⅲ Martin」とかだと、もっと人気でそうだ。
VMレスポール・カスタムは、あらためてみると、まっクロでそっけないっすね。その隣のMartin D-45は、年式からすると、とてつもなく高額なコレクターズ・アイテムです。ストラトは、57年が載っていますね。
FVコンディションは綺麗だけど…。ちょっと「手元にあったヴィンテージギターを撮影した」っぽくて。本当なら54モデルと59モデル、61モデル、64モデル、66モデルという順番でカードにしてほしい。
VMVintage Maniacsで、読者の方から「愛器の写真」を投稿してもらってトレーディングカードの企画やりましょうよ。
FVそうね。ファイヤーバードのカスタムカラーとかも織り交ぜて。
VMそもそも、トレーディングカード自体が写真なのに、写真をならべて写真撮ってどうするんですか?(笑)
FVまあ、ほら、パーツとツーショットとかね。
FVワンポイントのケースバッジが、ヴィンテージっぽさを醸し出しているだろ。小物に凝るのも大事。
VMじゃあ、いっそ「Vintage Maniacs Presents: Vintage Parts Trading Card」ってのはどうっすか? 究極のマニアック・コレクティブル・カード。
FV(笑) とにかく最後まで見てみようよ。
FVここのポイントはファイヤーバード。ちょっと写真写りが悪いので、拡大してみるよ。
VMおー、なんと建国200年記念モデルの、レアなポラリスホワイト。でも、普通は60年代のⅠとかⅤとか登場した後でもいいような。
FV結局、自分が好きなギターが載ってれば嬉しいというか、そのカードを集めるのが趣旨だから。自分が興味ないカードを、好きなカードを持っている人とトレードする。私の場合は、これだ。
FVそして、これ。
VMやっと出ました、コリーナのエクスプローラー。しびれますねえ。どうせなら、一枚目がフライングVなので、二枚目にこれを持ってきてほしかった。
FVモダーンがないぞ!!(怒)
VMいよいよ終盤になりました。
FVLes Paul SGは面構えが武骨で、写真映えしないところが、かっこいいね。
VMどういう褒め方ですか(笑) どうせならべるなら、ジャガーの代わりに、#59のTV Jrが並ぶほうが、しっくりきますね。
FVまあ、そうはいってもトレーディングカード自体「順番にならべる」よりは、「自分の好きなカードを集める」ことが主体だから、作る側からすると、ひと箱にいろんなのがバラバラと入っているほうが、ファン同士でトレードする楽しみがあるんだ。
VMそんなもんっすかねえ。
「Classic American Guitar Cards」は、このあと、青箱の「Vol.Ⅱ」が発売されました。近年はギブソンも「弦のセットに同封したトレーディングカード50種類以上」をパッケージにして発売するなど、ちょっとしたブームになったのです。ぜひとも、ヴィンテージギターのトレーディングカード文化を作りたいですね。
最後に、データベースを掲載しておきます。
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