フェンダーモノグラムストラップのカラーバリエーション

フェンダーのモノグラム・ストラップ特集（全3回）の最終話となる今回は、レッド／ブラウン／ホワイトのカラーバリエーションをご紹介。また同じ布地でも、レザーエンドや金具によってバリエーションが数多くある、細かいスペックの違いも見ていきます。

ホリロゴのカラーバリエーション

VM (Vintage Maniacs) コンディション良いですね、これは。

FV (Fukazawa Vintage Club)メルカリって、時々「うはー」みたいなアイテム、出るよ。

VM定年退職して毎日が日曜日のFVさんらしいトークですが、いつもチェックしてるんですか？

FVまあ、庭の手入れしたり、テラスでラジオ聴きながら。時間だけはたっぷりあるからさ。

VMでも、ストラップはもう十分沢山もってるじゃないですか。

FV「連鎖の法則」（笑）

VM全三話の最終回は、どんなテーマですか？

FV「ホリロゴのバージョン」ってことで、カラーバリエーションをご紹介。

VMこれで全部ですかね？

FVこのカタログにも全部は載ってないんだよ。

FVまあ、3バージョン載っているだけ、いいほうかも。

レッド・ブルーロゴ

VMまずは、レッド・ブルーロゴです。コンディションいいですね。欲しいなあ。裏ブラウンですか。

FVこれも、メタルバックルとプラバックルの2種類あるね。たぶん、ブラウン系のモノグラムと同じだけバリエーションがあるんだろうけど。

VMうしろのテレキャスが気になりますけど…（笑）　普通のVintage Seriesですよね。

ブラウン

FV次にブラウン・モノグラム。

VM僕はこれが好きだなあ。誰も使ってないから。

FVそういうのって、あるよね。あえて「かぶらない」っていうか。

ホワイト

最後にホワイト・モノグラム。

FV レザーエンドを自分で直したので紹介しておくよ。片側は補強の意味で、リベット3点止めに裏レザーパッチあり。これは最強だろ？　同じ柄でちょうど近年のバージョンもあったので、比較しておくね。

VMプラバックルでレザーエンドに「Fender」って入ってる、現行バージョンですよね。

VM子供に「どっちが欲しい？」って聞いたら、絶対上段の汚いのは選ばないですよ（笑）

コレクター泣かせなバージョン違い

FVそういえば、新しい発見もあったなあ。これ見て気づくことない？

VMあ、レザーエンドがストラップの布部分をサンドイッチしています。

FVそう、その通り。この「しっかりバージョン」も、当時のオリジナルスペックとしてランダムに散見されるから、特に決まったスペックはなくて、ストラップメーカーにお任せだったのかも。

VM当時は、フイルムカメラのストラップとか、いろんな用品を同じ工場で作っていたらしいですよ。ACEのストラップと同じ柄で、カメラのストラップもありますから。OEMのメーカーが、布地だけ供給されて、どんどん作っては売れるっていう。

FVエレキギターとかフォークギターは、ある種の過熱したブームだったから、ストラップも作れば作っただけ売れたんだろう。まさに「飛ぶように」。

VMこれ見てくださいよ。

VM表は同じファブリックなのに、裏が違うし。

FVありゃまあ。

VMそして、リベット打ちじゃなくて、ミカンの段ボールを留める様な金具ですよ。

VM横着にもほどがある。レザーエンドの長さも違うし。

VM裏の色も異なります。品質管理できていたとは思えません。

FV結局、部分部分のスペックにこだわると、数限りないバージョンが存在しそうで、コレクター泣かせってことがわかっただろ？

VMじゃあ、そろそろ「全三話」のシメをお願いします。

FV結論っぽいものがないなあ。TAKEGAMIさんとのヴィンテージ・ストラップ談義も、まだご紹介してないから、まずはACEに戻って原点回帰だな。

VMこのカット、どうしたんですか？