ギブソンのマップギター
俺スキの中でも群を抜いて大好きなギター、マップギターです。80年代に店頭プロモーションの目的で少数生産されたギターですが、一部はエンドーサーのギタリストに送られたり楽器フェアのブースで飾られたりしたので、目にした方も多いと思います。
俺スキの中でも群を抜いて大好きなギター、マップギターです。80年代に店頭プロモーションの目的で少数生産されたギターですが、一部はエンドーサーのギタリストに送られたり楽器フェアのブースで飾られたりしたので、目にした方も多いと思います。
さて、一概にマップギターといっても、実際にはいくつかのバリエーションがあります。
番号 | 機種 | ネック | ボディ | パーツ | 用途 |
---|---|---|---|---|---|
1 | Gibson 80s | メイプル | マホガニーPC | Schallerコンビ | 店頭プロモーション用 |
2 | Epiphone 80s | メイプル | マホガニーPC | Schallerコンビ | 店頭プロモーション用 |
3 | Gibson 80s | マホガニー | マホガニー | Tune-O-Matic | 店頭販売用 |
4 | Gibson 80s | マホガニー | マホガニー/フラッグ柄 | Kahlerトレモロ | フェア展示用 |
5 | Epiphone 2000年 | メイプル | マホガニー | Tune-O-Matic | 店頭販売用 |
実際に販売価格が設定されたのは、上の表の3番と5番です。5番のエピフォン製は3番のスペックを踏襲しており、使いやすいパーツのレイアウトですね。
このマップギターは80年代に登場した当時かなりのインパクトがありました。雑誌やマスコミでも取り上げられ、当のギブソン社もこぞってフライヤーやカタログに取り上げていましたので、当時のギブソン・ファンにはお馴染みでしょう。
奇抜なスタイルですが、ヴィンテージ・ラップスティールと並べてみても意外と違和感が無いのは、それなりに楽器として成立しているからでしょう。
ヘッドロゴはアッパーリンク・オーです。マホガニーのワンピース・ネックはマップシリーズの中では販売用のこのモデルのみです。
バックパネルは、一か所でコンパクトにまとめられています。カタログの表紙の個体はカッタウェイ部分にトグルスイッチがありますので、裏側にはレスポール同様に丸いキャビティカバーがつけられていたはずです。
ボディは70年代のレスポール・デラックスのような、マホガニー・メイプル・マホガニーのパンケーキ構造で手の込んだ作業です。
次の写真は筆者が一番好きなアングルです。一見「ガラモン」みたいですね。
ギター本体、ハードケース、カタログ、フライヤーがセットで販売されました。
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