サンダーバード・ベースの改造 - ヴィンテージと現行のスペック比較
スージー・クアトロ、マーティン・ターナー、ピート・ウェイなど、ハードロック・サウンドを支えてきた強者ベーシストに愛されたサンダーバード・ベース。今回はレギュラーモデルのサンダーバードを見ていきましょう。
目次
ギブソンの中でも比較的レアでビザールなモデルを中心に扱っている「俺スキ」。今回はレギュラーモデルのサンダーバード・ベースです。
現行モデルとヴィンテージの違い
スージー・クアトロ、マーティン・ターナー、ピート・ウェイなど、ハードロック・サウンドを支えてきた強者ベーシストに愛されたサンダーバード・ベース。実は現行のレギュラータイプは、ヘッドストックが小ぶりだったり、ブラックパーツが採用されるなど、ヴィンテージと比較するとだいぶテイストが変わっています。
一時期「Limited Edition」というロゴ入りのニッケルパーツ仕様が山野楽器経由で販売されていましたが、このモデルが人気高騰したのは言うまでもありません。
サンダーバードの細部をチェック
全体を遠目に見ると、ニッケルパーツがヴィンテージの風合いを醸し出していますね。
ジャックはヴィンテージがボディトップにあるのに対して、ボディサイドに変更されているので、コントロール周辺はすっきりしています。
ノブはSGのようなブラックのリフレクター・タイプです。
ピックアップリングはありません。
ピックガードのファイヤーバード・マークは、赤から黒に変更されています。
サンダーバードには、同じサンバーストでもバックのカラーが2種類ありました。ヘッドストックを見てみると、サンバーストタイプとブラックタイプでだいぶ大きさの印象も異なりますね。
ロゴは後期がオープン・オーであるのに対し、Limited Editionはクローズド・オーです。
もう一度ブラックパーツ・モデルとニッケルパーツ・モデルを画像で見てみましょう。
いかがでしょう、うっかりすると見過ごしがちな現行モデルですが、ちょくちょく細かなスペックが変化していて面白いですね。
現行モデルをヴィンテージ風に改造
さて番外編です。手元に最近復刻されたニッケルのパーツがありましたので、現行モデルをヴィンテージ風に改造したいと思います。
準備したのは、ピックアップリング、ゴールドノブ、テールピース、ゴールドメダルです。ボディ上に仮置きしただけでも、遠目にはグッとヴィンテージっぽくなりました。
サンダーバードはファイヤーバードの1971年モデルと異なり、復刻バージョンにゴールドメダルは付いていませんでしが、今回のは少し遊び心を発揮してみました。
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