Kurt Wilson サンダーボルト - 変形ギターの憂鬱
Kurt Wilson氏がカスタムオーダーで作り上げた独自のサンダーボルト・モデル。独特のデザインを持つギターをじっくりと見ていきます。
ギブソンの歴史はレスポールへの挑戦の歴史でもあります。50年代後半にはすでにエクスプローラーやフライングVといったモダニスティックギターをNAMMショーで発表し、ジャズギターの流れをくむ美しいアーチトップを持ったレスポールのデザインに一石を投じています。コリーナのサンダーボルトは、ヒストリックコレクションの大幅なアップグレードを行ったギブソンのNAMMショーブースでも紹介されたので、ご記憶のファンも多いと思います。
今回ご紹介するのは北米屈指のコリーナ・ビルダーであるKurt Wilson氏が顧客からのカスタムオーダーで作り上げた、独自のサンダーボルト・モデルです。シースルーグリーンという奇抜なカラーもそうですが何ともユニークなボディシェイプです。Kurt氏はコリーナ材をつかったナチュラル・フィニッシュの同モデルも、コレクターとしても有名なシカゴ出身のギタリストに製作しています。
ボディはフライングVを真ん中でひっくり返したようなデザインですが、このギターは1枚の単板で作られています。
ヘッドストックはフライングV同様のシャープヘッドで、ゴールドのデカール・ロゴの上に塗装されています。
各パーツを見ていくと、フライングVと多くの共通点があることがわかります。
コレクターとしてはNAMMショーに出展されていたギブソン製サンダーボルトを何とかして入手したいところです。情報があれば、ぜひVintage Maniacsまでお寄せください!
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