毎日が日曜日だ、このやろー!!

外出を自粛してると、ゆったり時間がとれるので、ガレージでパーツのサビを落としたり、在庫のネジを数えたり、いろいろとできますね。最近は特に「失くしたパーツを発掘」してるFukazawa Vintage Clubさんと一緒に、昔の思い出や2020年の活動についてフリートークします。

VM (Vintage Maniacs)のっけから荒れてますね。

FV (Fukazawa Vintage Club)そりゃそうだ。ほら、日曜日シリーズを2回やったろ? 反響がすごかった。実際、自分が定年退職しちゃうと、非常事態宣言とかに関係なく通勤しなくなっちゃうから、暇が身に染みるってさ。

VM吉岡さんのスケジュール、真っ白ですよね。「毎日が祝祭日」かな。

FV見たの?

VM見なくってもわかりますよ(笑) ガレージを片づけたり、パーツを整理したり、ギターを拭いたり。最近、特に「失くしたパーツを発掘」してるじゃないですか。

FV吉岡君が言ってたテレワークって、やってみたいよな。

VM相手いないのに、PCのZoom開いたって画面真っ黒でしょ?

FVあ、そうなの…? まあ、だからってわけじゃないけど、私自身も撮影でロケに行っても、ゆったり休憩時間がとれるし、ガレージでもパーツのサビを落としたり、在庫のネジを数えたり、いろいろと、まあ…できるよね、外出自粛すると。

*「毎日が日曜日」という表現がありますが、実際に定年後の平日を経験すると、土日ほど昼間のテレビ番組やスポーツ中継が充実していないそうです。ワイドショーだらけなので観るものがなくて、テレビで時間つぶしできない。「毎日が日曜日」のほうが、まだ「毎日が平日の休み」よりもずっとマシだと言ってました。

VM地味ですね。ところで、ギブソンが会社更生法適用になる一方で、フェンダーが空前の販売台数を記録したって日経新聞に出てました。世の中、何が幸いするかわかりません。

FVあ、その記事読んだ。で、Fenderのカスタムショップを買ったよ。

VMFVさんらしい、脈略の無い行動ですが、どうしました?

FVとにかく、音がむちゃくちゃ良かった。びっくり。Custom Shopモノって随分高額じゃない? 「フェンダーファンは、どうしてあんなに高い新品ギターを買うのかな?」って思っていたけど、実際手にしてみると、価格以上の価値があると実感したよ。

VMこのテレキャスター、エイジドのクオリティが半端ないですね。クラックは自然のだし汚れ方もリアル。でも、FVさんって、いつもピカピカの新品を買うのが好きなのに、めずらしいですよ、エイジドなんて。

FVネックの裏なんか、手触り感最高!

VMみなさん、覚えておいてください。FVさんって、「SGを集めている、Zemaitisの大好きな、ストラトしか弾かないベーシスト」だって事らしいです(笑)

FVStay with TっていうHome Pageもやっているから、気が向いたら見てね。

Stay with T(不定期更新)

VMで、「毎日が日曜日だ、このやろー!!」で、他にみなさんにお伝えしたいことは?

FVうーん、あらたまって言われると、なんで怒っていたのか思い出せないが…。

VM写真の整理してましたよね、こそっと。

FVあ、そうそう。Gibsonがフラワーロゴのストラップを復刻したんで、久しぶりにあれこれ引っ張り出してきたら、Gibsonと一緒に、中学時代から愛用しているFenderのストラップが出てきてね。

VMあ~、クラプトンが使っていて有名な柄ですね。

FVほら、これ。22歳の時のライブ写真。B C スネークス。

FVこの時のストラップが、前の写真でストラトに掛かっているヤツですわ。モノ持ちええやろ?

VMえーっと、みなさん興味ないと思いますが、一応紹介しておきますと、写真の※1小間慶太さんは、町田町蔵(康)君といっしょにパンクバンド「INU」をやっていた初代ギタリストですね。※2は、「山口でうまれた歌」の作詞作曲で有名な久保研二先生です。当時パンカーでしたが、現在は立派な童謡作家です。あと…「コモソ」さんは…。

FV「コモリ」だよ!!

VMFVさんの同級生って、他にもいろんな人いますよね。映画プロデューサーの一瀬さんとか、ジャズ編曲家の羽毛田さん、ギタリストの北田(昌宏)さん。

FVほんとだ。1学年160人の同級生とは思えんな。

VMこのところ、FVさんは、まじめにギターいじってますから、八百屋みたいなVintage Maniacsの記事ですよ、拡散しまくって。

FV音の本棚」は、すごく好評で、温かいメッセージを沢山いただいております。

VMメランコリーですかね。

VMそういえば、貴重なCrestwood Deluxeのネックを宅配便で折られたことありましたね。このThe Guitarの写真みて思い出しました。

FV怨念っていうかね、そういうことを走馬燈のように想い出すのが「音棚」の弊害かなあ。腹立ってきたなあ。

VMそれはそうと、そろそろ画像に「ヘロヘロの手書き文字」入れるのをやめて、フォトショップくらい覚えてくださいよ。

FVデジタルトランスフォーメーションだ(笑)

VMJJのメロディメーカーにステッカー貼りまくったのは印象的でした。

FV君が様子を見に来て止めてくれなかったら、ヴィンテージにも貼ってたよ。

VMあほですね。あれ? 何やって遊んでるんですか、僕のパソコンで。

FVいや、フォトショップとか言うから、どんなことできるのかなと思って。

VMそれ、別にフォトショップじゃなくてもできますよ。気持ち悪いからやめましょうよ。

FVでも、レフティって、ほんとにこんな感じだろ? 一度特集やるか。

VMお兄さんの遺品含めて、レフティのヴィンテージ写真公開してください、いつか。

FVその前にさ、パーツでやり残している、Tトップ総ざらえ。これ、やるから楽しみにしてて。

VMマニアックに深堀してくださいよ。あと、企画していた「Thunderbird Ⅱ」はどうなりました?

FVおお、忘れるところだった。スライドショーで見てよ、凄いよ工程が。RUFとかKramerみたいだよ。

左右にスワイプ(ドラッグ)で画像スライド

【0/44】GibsonのサンダーバードⅡ ワンピックアップモデルのチューンナップ

【1/44】ベースになるのは2PUモデル

【2/44】オールリフするので、まず塗装剥がしからです

【3/44】裏側の塗装も剥がしておきます

【4/44】ファイヤーバードも同じですが、両ウイングのV字接合部分が家具っぽい

【5/44】スルーネックなので、ネックジョイントや段差はありません

【6/44】ペグをフェンダータイプに交換するので穴を埋めます

【7/44】突板は簡単に、はずれました

【8/44】右ウイングのポット穴は、位置が違うのでボディ全体に突板をはることにします

【9/44】センターのマホガニーは随分色が濃いですね

【10/44】あとであけ直すので、ピックアップキャビティのテンプレートを作りました

【11/44】いよいよ、センターのスルー部分の山を削ります

【12/44】フロントピックアップから指板までの部分が終わりました

【13/44】こんどはブリッジ周辺です

【14/44】これでトップはフラットな状態

【15/44】綺麗になりました

【16/44】1ピックアップのザグリが来る位置のキャビティを埋めておきます

【17/44】家具屋さんにお願いして作成していただいた、7プライの突板をボディセンターに貼り付けます

【18/44】こんな感じです

【19/44】ぴったり!

【20/44】次は、右ウイン・・・・

【21/44】

【22/44】バッチリうまく決まりました

【23/44】接着しています

【24/44】サイドからみると、突板がわかりますね。サンバースト塗装すると、ここは見えません

【25/44】トッポ穴とジャック穴が決まりました

【26/44】塗装工程に入ります

【27/44】平行してヘッドストックを加工しましょう

【28/44】元のペグ穴は、小ぶりのグローバー用ピッチなので、フェンダー系のペグがつきません

【29/44】丁寧に穴埋めして、突板も作り直します

【30/44】この通り、盛上りも再現し、カッコよくなりました

【31/44】あたらしいペグに合わせて、穴を加工します

【32/44】サンダーバードっぽくなりました

【33/44】大ぶりのペグが似合います

【34/44】本体のサンバースト塗装も完成

【35/44】ヴィンテージを参考に、なんども重ねて色調整します

【36/44】特にバックとトップのブラウンカラーのニュアンスが違うのがヴィンテージの特長ですから、しっかり再現しました

【37/44】手で磨き上げます

【38/44】ラッカー塗装特有の光沢感

【39/44】光の加減で、ブラウン部分の強弱がかわるのも、ヴィンテージっぽいですね

【40/44】ハードウエアを搭載 この武骨な面構え!

【41/44】ヘッドのオリジナル・シリアルナンバーはそのまま残しました

【42/44】ロッドカバーをとりつけて

【43/44】弦を貼って完成

【44/44】76年建国記念モデルにサンダーバードⅡはありませんが、復刻版ピックガードでドレスアップしてみました

 次に読むなら

日曜日のギターは、このやろー!! Part 1
「時間と趣味だけは存分にありそうな友達(笑)」に声をかけて、日曜日の朝から「遊ぶ」ことにした。ギターって、弾くだけじゃなくて、見ても楽しいし、撮影ロケだって十分に酒飲み話だ。

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