レスポール・ジュニアのヴィンテージ・アッセンブリー
バンブルビー・コンデンサの復刻や、CTS特注ヴィンテージポットの登場で、注目される機会が増えたコントロール・サーキット・アッセンブリー。今回は54年のレスポール・ジュニアに搭載されていたパーツをクローズアップしてみましょう。
バンブルビー・コンデンサの復刻や、CTS特注ヴィンテージポットの登場で、注目される機会が増えたコントロール・サーキット・アッセンブリー。今回は54年のレスポール・ジュニアに搭載されていたパーツをクローズアップしてみましょう。
まずは、アルミシャフトのコントロールポットです。本体には「CENTRALAB-USA」と刻印されています。
キャパシタは、バンブルビーとよばれる識別用カラーコードが塗られたオイルコンデンサで、足の部分の茶色いチューブもヴィンテージならではのスペックです。
ポットの裏側に製造年月の刻印は無く、サンディングしたようなスジが入っていますね。
シャフトはシルバーでアルミ製です。CTS製でレスポール・スタンダードなどに搭載されているゴールドのシャフトはブラス製です。アルミ製のものは、ノブのかみ合わせを良くしようとマイナスドライバーで広げると、ポキッと折れてしまうことがありますので注意が必要です。
レスポール・ジュニアですからゴールドのバレルノブが搭載されており、これは復刻バージョンのない大切なパーツです。
ワイヤリングの隅っこに取り付けられているジャックは、この頃からずっとSwitchcraft製、信頼のブランドですね。
ヴィンテージ・ギブソンのバックパネルを開けると、こうした古びたキャパシタやポット、そして配線が見えるわけですが、次の画像にあるように黒いビニールチューブを丁寧にかぶせてある気遣いは本当にうれしいものです。不用意な接触を避けるというよりは、むしろ「作業に余裕のある時代」の為せる技でしょう。
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