ギブソンEB-1ベース - フルセットのコレクション
ギブソンのエレクトリックベースのなかでもマニアックに人気が高く、実用性もピカイチの名器がEB-1です。ボディの厚みや重厚なネックジョイントから繰り出される低音のギブソンサウンドは、オールラウンドのフェンダーベースとは一線を画したロックな重低音といえるでしょう。
ギブソンのエレクトリックベースのなかでもマニアックに人気が高く、実用性もピカイチの名器がEB-1です。ボディの厚みや重厚なネックジョイントから繰り出される低音のギブソンサウンドは、オールラウンドのフェンダーベースとは一線を画したロックな重低音といえるでしょう。
今回ご紹介するのは筆者が大学生の時にオリジナルオーナーから譲り受けた、第3世代の復刻バージョンです。当時の領収書なども含めてフルセット揃っていますので順番に見ていきます。
まず弦楽器のケースとしては、縦長でちょっとヘンテコな純正ハードケースです。
横でも縦でも変な形は変です。
フチの部分は、ぜいたくにもリアルレザーですね。
しかし当時このベースに寄せるギブソンの期待があらわれています。落とし込みも見事。
初代のモデルよりも力が入っているかもしれません。
レシートをみると、このベースが「E.U. Wurlitzer of Boston」で1972年2月10日に新品で販売されたのがわかります。当時の価格が350ドルですね。
ちょっとE.U. Wurlitzerについて調べてみたら、1999年に倒産して7か所のショップを閉店していました。
E.U. Wurlitzer Music and Sound - Wikipedia
そのお店のOB店員さんたちのFacebookページがあります。貴重な写真が掲載されていて面白い。
さて他の付属品ですが左から、使用弦のゲージタグ(裏面に価格メモ)、Diamond Jubileeタグ(ふつうは女王即位60年を祝うときに使いますがアメリカでは75周年)、レシート、そしてケースキーの袋です。
このEB-1ベースは、一番最初に復刻されたバージョンが完売したことからギブソンが追加生産したロットなので、ヘッドのロゴがマスキングではなくインレイです。
アップライト的に使するためのスタンドバーが標準で付属しています。
スタンドバーは次の画像の部分に差し込んで使います。
ペグはMade in W.GermanyのSchallerでG刻印。随所に豪華でEB-1というモデルが、復刻に値するサウンドとスペックを持ち合わせていたことがうかがえますね。
最後になりますが、トラスロッドカバーの彫り文字がなんとも素敵です。EBって、Electric Bassの略なんだ(笑)
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