ギブソン・モダーンのパーツ紹介 - 特徴的なペグとストリングガイド
前回に引き続きヘッド折れから復活したギブソン・モダーンをご紹介。今回はペグやストリングガイドといった特徴的なパーツをはじめ、ブリッジからピックアップまで、モダーンのパーツを隅々までチェックしていきます。
目次
特徴的なゴールドのペグとストリングガイド
ギブソン・モダーンのパーツで特筆すべきは、何といってもゴールドのペグでしょう。
Schaller製ですがGibsonのロゴが書かれていて、他のモデルではあまり見かけないペグです。何に拘ったのか、ふたこぶツマミになっています。
さらにユニークなのは、パテント図面通りに再現したストリングガイドです。なくしたら最後、探しても別売してなさそうな部品の横綱格です。
テールピースとABR-1ブリッジ
ブリッジは「DJ」マークなしの、Patナンバー最終バージョンとなっています。80年代独特ですね。
サドルにスダレ模様がなく、スクリューのヘッドは角が丸くなっています。
50年代と同じレイズドロゴ
Gibsonロゴはレイズドロゴ特集(コリーナ・フライングVのレイズドロゴから感じるカラマズー工場の息吹)でも解説した通り、50年代ヴィンテージと同じ金型から製作されているので、同サイズ同スペック、うり二つ(というか同一)です。
3プライのトラスロッドカバー
ロッドカバーがなぜか2点止めなのにベルシェイプじゃない…
BWBの3プライですが、くにゃくにゃの干しイカみたいなシェイプがダサい。
パテント刻印とスタンプ数字のピックアップ
ピックアップは、パテント刻印にスタンプ数字の典型的なPre Pattent Applied For TMピックアップです。ピックアップカバーが深いですね。
ピックアップリングにはまだ足はなくて、数字は「70-」と「M8」で高さのないバージョンです。スクリューがなぜか50年代のレフトオーバーでした。カラマズー工場ですね。
リペア完了!復活したギブソン・モダーン
とりあえず、ヘッドストックにパーツを載せてみましょう。
見事に復活。割れていた部分もほとんど見えず嬉しいかぎりです。
いかがでしたか、モダーン復活劇。
ギターが直って本当に嬉しいのでした。
最後にハードケースに付属していたキーをご紹介します。これも、なくすとなかなか手に入らないですね。
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