54年製レスポール・スタンダードのP-90ピックアップカバー

ドッグイヤータイプのP-90のピックアップカバーはブラック、そしてソープバーはクリーム。P-90の印象はだいたいそんな感じだと思います。たしかにドッグイヤーのクリームはあまり見かけませんね。70年代になるとギブソンでもクロームのドッグイヤーがありました。

ドッグイヤータイプのP-90のピックアップカバーはブラック、そしてソープバーはクリーム。P-90の印象はだいたいそんな感じだと思います。たしかにドッグイヤーのクリームはあまり見かけませんね。そうそう、70年代になるとギブソンでもクロームのドッグイヤーがありました。

レスポール・スタンダード・ゴールドトップのP-90はもちろんクリームです。

一方レスポール・スペシャルはデザイン上のコントラストなのかグレード分けなのか、ソープバーなのにブラックでした。

このころのソープバーの特徴は、ブリッジ側のカバーに手加工で切れ込みを入れて高さを調整している点です。

たぶん搭載時の作業性を優先したのでしょう。無理やり押し込むと塗装のフチがはがれてしまったりしますのでやっかいです。70年代にはピックアップのキャビティまわりにクリームのプレートを貼り付けたモデルもありました。

ピックアップのまわりにクリームのプレートが貼られたレスポール

この角度からでも、リアピックアップのカバーとボディの隙間が見えます。ちょっとかっこ悪いかな。

でもクリームのピックアップカバーにクリームのピックガードって、すごく良いマッチングです。

せっかくなのでヘッドストックの表と裏、そしてポジションマークも見てみましょう。

ポジションマークはクラッシュマークが斜めにも出ているヴィンテージのセルロイドです。もとの板の状態を見てみると、50年代と60年代でパターンが少し違っています。

左が50年代、右が60年初期
上が60年初期、下が50年代

ドットマークにはウロコ状の模様が出ている右側のタイプがよさそうですね。レスポール・ジュニアやメロディーメーカーはドットのポジションマークが欠落している個体が結構ありますので、適切な柄でリペアしましょう。

左が50年代、右が60年初期

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