SG四方山話 その1

筆者が大好きなSGに関する四方山話を、読者の皆様と追いかけていくシリーズ。初回は、2017年に紹介したネックがすっぽりと綺麗に外れた70年代のワイドピックガードのSG。ネックのジョイントがしっかりとセットアップされて戻ってきた本体と、ペグ交換の様子をご紹介します。

ネックがすっぽりと綺麗に外れた70年代のワイドピックガードSGを持っていました。2017年に「解体新書」として皆様にご紹介したときは、「こんなことがあって良いのか!(笑)」「ライブでネックがすっぽ抜けたらマジックショーかと思われる(怒)」「ピート・タウンゼントに譲ってあげなさい」など、笑いと怒りの反響が沢山ありましたが、冒頭の写真は、その個体をしっかりとセットアップした後日談の画像です。   

SGといえば、連想するギタリストは「クリーム時代のクラプトン」とか「ドアーズ」、「フランクザッパ」や「フランク・マリノ」。スライドギターの名手にも人気のあるモデルですが、老若男女を問わず脳裏に浮かぶのは、なんといっても「アンガスさん」でしょう。ええと、アンガスといえばスコットランド牛のアンガスビーフというブランドもありますが、それとは関係なくて、AC/DCという2億4千万枚ものアルバムセールスを記録したとてつもないビッグ・バンドのギタリスト「アンガス・ヤングさん」です。(アンガス・ヤングさんもスコットランド出身だそうです…笑)

ずっと欲しくてなかなか手に入らないフィギュア

彼がデビューしたのが1973年で、筆者が神戸のロッコーマンでGibson SG Standardを手に入れた中学生時代と重なり、シンパシーを勝手に感じているのでした。

ワイドピックガードってカッコいいし、合理的ですよね。フライングVもそうですが、ピックガードから直接ピックアップをぶら下げてしまう乱暴さを我慢すれば、コンピュータなどを使わずにフリーハンドで描かれた無二の曲線デザインが秀逸です。写真は、シングルピックガードのSG Special 1970’sをワイドピックガードにチューンナップしたときの画像ですが、なんとも微妙なアウトラインのテイストを再現するのに苦労しました。 

今回は、筆者が大好きな「ザ・ソリッドギターのSG(Solid Guitar)」に関する四方山話を、読者の皆様と追いかけていきたいと思います。ということで、まずはネックのジョイントがしっかりとセットアップされて戻ってきた本体をご覧いただいています。よっちゃんに預けたのを忘れて、引き取りまでに7年が過ぎていました。とんでもないですね。一麦保育園(筆者が預けられていた西宮市の施設)で、おふくろが迎えに来るのが20分遅くなっただけで、すごく心細かった泣き虫の自分に照らし合わせると、7年間もお迎えを待っていたこのSGには寂しい思いをさせてしまいました。 

VM…とかいっちゃって、反省してないでしょ? 知ってますよ、預けっぱなしのギターがまだまだ沢山あるの。

FVびびった~。いつからいたの?

VMいま来ました(笑) 今日はVintage Maniacs10周年でリニューアルしたロゴを紹介したくて。

FVおおお、That’s Coolだ。Really Awesomeだ。

VMこのSG、ペグとブッシュがちゃっちいですね。Klusonじゃないのかな?

FVブッシュは大きくて平べったくて、見たことないがカッコ悪いだろ? ペグはロゴ無しだしね。

VMDMCかArea59時代のコンバージョンブッシュにすればいいじゃないですか。

FVどっちもスラントだから、それはそれで似合わないんだよ。70年代のフラットを復刻で作ろうと思ってさ。

VMフラット・ブッシュのコンバージョンスペックって、需要あるかなあ…。

FVないよ(きっぱり)。だから今回はとりあえず、ノーブランドペグをダブルラインにしようと思ってね。

VM最近は、そもそもが「フルオリ」も「モディファイ」も含めて、この時代のSGを店頭で見ないと思いませんか?

FV円安で、沢山のヴィンテージギターが本国USAに戻ってるみたいだからねえ。

VM復刻パーツもアメリカをはじめ海外の方が、話題も種類もホットな印象です。

FVもともとは、1999年に静岡の岩崎さんが「Dead Mint Club」で火をつけたジャンルだったけど、その後はUSAやEUでも、いろいろなパーツのレプリカにチャレンジするマニアが増えてきた。とてもいいことだ。うん、うん。

VMうだうだ言ってないで、はやくノーブランドペグを交換してくださいよ。

FVせっかちだなあ。ほら、これでいいだろ? 

VMあ~、いちどGroverをつけて、Schallerをつけて、そのあとKlusonタイプですか。

FV自分でやった記憶ないんだよねえ、昔の事だけど。

VMまあ、なんだかんだ言って、ペグにも「Gibson」か「Kluson」のロゴが欲しいわけです。

FVSGも随分沢山の特集記事を書いてきたから、とりまとめて雑誌として出版しておきたいんだ。誰か手伝ってくれないかなあ。

VM次回「SG四方山話 その2」は、ハードケースのGibsonロゴが消えてたらどうする? です。

FVハードケースネタは腕が鳴るねえ。

それぞれのSGにぞれぞれのハードケース
憧れのGibsonロゴArtist Series Sorrentoの美しい集合写真
クラウンインレイの位置は、年代によって何種類もあります

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