Les Paulシリーズのロッドカバー - トラスロッドカバーかく語りき 後編 その1

今回のトラスロッドカバー紹介は待望のレスポール・モデル。ヴィンテージギターファンにはおなじみのロッドカバーの他、Vintage Maniacsでも素性がわからない謎のタイプまで、ディープなレスポール用ロッドカバーの数々をご覧ください。

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トラスロッドカバー紹介は後編に突入

VM(Vintage Maniacs)全8回連載の「ロッドカバー自慢話」も、いよいよ後編です。

FV(Fukazawa Vintage Club)違うだろ、タイトルが。「ロッドカバーかく語りき」だよ。

VM「Les Paul」って刻印されたロッドカバーに沢山のバリエーションがあるというのは、トラスロッドカバーかく語りき 前編 その4のカタログ画像でわかりました。

FV今回は、それらのロッドカバーの実物を見ていこう。

Les Paul

VM左から順に説明をお願いします。まあ、見ればわかりますけど(笑)

FV年代によってスペックが違うから、よく見てほしい。一番左は、61年のレスポール SGに搭載された2プライで、基本的には60年のレスポールと同じ。59とはブラックのレイヤーの厚みが少し異なるけどね。

VM左から2番目は60年代ですね。

FVそう、65年に限定で復刻している「Les Paul」ロゴの無いクラウンインレイのゴールドトップには、このロッドカバーが搭載されていた。すでにレス・ポール氏とのエンドースメント契約が切れているから、ヘッドに「Les Paul MODEL」のシルク印刷が入っていないのに、ロッドカバーに文字が彫ってあるのは不思議だね。

VMで、68GT復刻では、ちゃんとレス・ポールさんの了承も得ているので、ロッドカバーからは「Les Paul」の刻印がなくなります。

FVだから、下の画像のロッドカバーは結構不思議なスペックなんだよ。何に搭載されたんだか見当がつかない。

VMプライの白部分が薄いので、時代的には70年代ですかね。

FV近年の「Les Paul」ロッドカバーは、あっさりしたプリント文字なのでそっけないね。「Les Paul」も「The Paul」も共通しているよ。

VMヒスコレは、もうちょっとちゃんとしてましたね。

Les Paul CUSTOM

FV次はレスポール・カスタムだ。

VM3枚とも白のレイヤーの厚みが違いますね。

FV並べて見ると違いがわかるけど、ギターに搭載されていると、左と真ん中の区別はつくが真ん中と右は概ね同じ。当時の工場の人はあまり気にしてないだろうけどね。

VMパーツベンダー(サプライヤー)が勝手にスペックを変えてしまうことは、よくありますね。

FVそういえば、クルーソン特集で紹介した変な3連ペグを覚えているかね?

VMプラスチックのトライアングル3連ですよね。

FV今回、古いパーツカタログを整理していたら、もっと変なのが出てきた。

VMこれは、トラスロッドカバーかく語りき 前編 その1で紹介したカタログとは違うものですね?

FVそう、中身が違っていて、時代的には70年代後半かな。

VMなるほど、結構チープな3連が出てますね。あ、これはSG-100とかに搭載されていたクルーソンですね。

FV答えを先に言うなよ!(笑) 307-VXというモデルらしいね。

VM興味ある人、少ないと思うけどなあ。マニアックすぎて。

FV本題に戻ろう。

Les Paul RECORDING

VMレスポール・レコーディングって、何年間ぐらい作ってたんですかね。

FV1971年前後かな。2010年半ばにも、復刻というか再生産というか、似たような似てないようなモデルが出たけど。

VM回りくどいですね。復刻版は完成度が高くなかったんですか?

FVできれば「俺スキ」で紹介したいよ。

VM左が一番古いですよね。真ん中もヴィンテージで70年代のようです。一番右は後年のように見えますが…。

FVでも、復刻版が出る時期よりも前から手元にあったような気がするんだよね。

VMう~む、2プライですか。謎です。

Firebird

FVそういえば、フライングVとかファイヤーバードのロッドカバーって、日本では別売されてなかったよね。

VM70年代のギブソンって、パーツを交換するときに古いパーツを代理店に戻さないと、新しいパーツを供給してくれなかった記憶があります。神戸のロッコーマンもそうでしたよ。

FV当時ファイヤーバードやフライングVのロッドカバーが無性に欲しくてね。なんか憧れというか、一日眺めていても飽きないっていうか。

VMギターを買えばよかったのに。

FVアホか君は。当時のフライングVが、会社員の初任給と比較してどれだけ高嶺の華だったか。

VMこれはクローズドオーで、76年の建国記念モデルのロッドカバーですね。

FV下側もヴィンテージだけど、比較するとだいぶ違うね。

FVGibsonの文字が白いロッドカバーもあったな。

VM思いだせないなあ…。

VMそういえば前回、SGのピックアップ搭載アッセンブリーをパーツカタログで紹介したときに、FVもあるって言ってたじゃないですか。

FVああ、これね。

FVうわ、すごい。確かにこれを買って、ボディがあればFVになるような。

Les Paul Bassと、謎のLes Paul S.M.

FVさらにディープな方向へ(笑)

VMレスポール・ベースのロッドカバーって、搭載するときにロッドの位置と干渉したのか、テール部分を切ったのが結構ありましたね。ファクトリーオリジナルです。

VMこれは何ですか?

FVうーん、「S.M.」ってオーナーのイニシャルだと思うんだけど。70年代後期に限定で「メイプルネック・トラ目トップ」のスタンダードが限定で復刻されて、そのモデルはロッドカバーに「Les Paul K.M.」と刻印されていた。それと似てるが…。ディーラー特注の限定モデルで「Sam Ash」とかもあったけど、それだと「S.A.」だしね。

VMいつか解き明かしてくださいね。楽しみにしています。

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