PAFマグネットの見分け方 - ヴィンテージ & 復刻版

伝説のPAFサウンド。その秘密がアルニコ・マグネットにあると語るヴィンテージギター・マニアは多いですね。今回はそれぞれに共通する特徴から、復刻版のロングマグネットとの区別方法を見てみましょう。

伝説のPAFサウンド。その秘密がマグネットにあると語るヴィンテージギター・マニアは多いですね。単体でも数百ドルで取引されている、まさに珠玉のマグネットです。ヴィンテージのピックアップに搭載されているマグネットの種類は、アルニコⅤだとする説や、Ⅲとする説など種々ありますが、今回はそれぞれに共通する特徴から、復刻版のロングマグネットとの区別方法を見てみましょう。

まず、マグネットの天面と底面です。キャストの形状はとても似ています。

側面から見ると違いがわかりやすいと思います。手前の2枚がヴィンテージPAFマグネットです。◯で囲った、エッジの部分に注目してください。ヴィンテージはシャープに角が立っていますが、復刻版では若干丸くなっていますね。

それぞれを個別に見た写真です。

ヴィンテージPAFピックアップのマグネット
復刻版のマグネット

いかがでしょう、参考になりましたでしょうか。復刻版のマグネットをナンバードPAFに搭載するなど、ピックアップのマグネットを入れ替えてサウンドを楽しむことはできますが、手持ちのパーツがヴィンテージと復刻版で混在しないように管理しましょう。

掲載されている文章および画像の無断転載・引用(ソーシャルボタンは除く)は固くお断わりいたします。

最新の記事

ゼマイティス・ベースのチューンナップ(前編) - Stay with T スピンオフ

さらりとモダーンのアーカイヴス Part Ⅰ

永遠の憧れ - 1971 Custom Flying V降臨 (後編)

永遠の憧れ - 1971 Custom Flying V降臨 (前編)

おすすめ記事

les-paul-standard-p-90-00

54年製レスポール・スタンダードのP-90ピックアップカバー

音の本棚「Beyond my memory - Vの記憶」その1

GibsonのスケールとES-350 (前編)

Canned HeatなBozoギター (前編)