コンバージョンポストでナッシュビル・ブリッジをABR-1に交換

ナッシュビルタイプが搭載されたレスポールのブリッジを、コンバージョンポストを使ってABR-1に交換してみます。10分ほどの簡単な作業で、ヴィンテージ・フィールを醸し出してみましょう。

ブリッジがABR-1に交換されたレスポール

冒頭の写真を見て、おや?と思った人は、けっこうギブソンマニア。そうですね、Faded Les Paulはナッシュビルタイプのブリッジなので、本来はもう少しモッチャリしたブリッジ周りです。

ナッシュビルタイプのブリッジが搭載されたFaded Les Paul

Faded Les Paulのマホガニー

2005年モデルなので、まだまだ「マホガニー然としたマホガニー」を使っていて好感が持てます。塗装は艶消し仕上げというのか、Fadedシリーズ特有の光沢のない表面なので、少し弾きこむとすぐにヴィンテージっぽくなってきます。

Faded Les Paulの光沢のないボディ表面

ブリッジがナッシュビル・チューン・オー・マチック(NTOM)で、とても見た目がよろしくないので、今回はVintage Maniacsで取り扱っているコンバージョンポストと、ギブソン純正のABR-1でヴィンテージ・フィールを醸し出してみましょう。

ABR-1に比べて太いナッシュビル・ブリッジ

今回使うニッケルのノンワイヤーABR-1とコンバージョンポストです。

Vintage Maniacsのコンバージョンポスト

ナッシュビル・ブリッジを外すと太目のポストが出てきます。ポストとボディの間にはアンカーが見えますね。

ナッシュビル・ブリッジのポスト

コンバージョンポストに交換します。

コンバージョンポストをナッシュビル・ブリッジのアンカーに入れる

コンバージョンポストの搭載完了

弦の上からブリッジを載せてみます。

コンバージョンポストとABR-1

搭載完了。おお!いっきにスッキリしました。

ナッシュビル・ブリッジをABR-1に交換

いかがでしょう。作業にして、ほんの10分ほどで工具も必要ありませんが、出来栄えはかなりCoolだと思います。やっぱりレスポールにはABR-1ですね。

モッチャリしたブリッジ周り
Nashville Tune O Matic
ABR-1でブリッジ周りがスッキリ
ABR-1 with Conversion Posts

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GibsonがヒスコレのABR-1をノンワイヤーで復刻したのは、エポックメイキングでした。当時は、弦…

2015.04.04

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