さらりとモダーンのアーカイヴス Part Ⅱ - “Moderne” Holy Grail of Vintage Guitars
Part Ⅰに続くモダーン回顧特集の第2回。1982年、2012年、2019年、そして2026年と4度の復刻を果たすも、いまだオリジナルの存在が確認されない「ミステリー・モデル」。「イカ」シェイプのロッドカバーなど、細部をクローズアップ写真でご紹介します。

今回の記事は↑の記事の続編です
VMモダーン回顧のPart Ⅱですが、なにか目新しい情報はありますか?
FVギブソンが2026年2月にCustom Modelとして再々々復刻させたけど、頑なに「Historic Collection Korina Moderne」を復刻しないから、ご紹介できるテーマといえば、パーツのドレスアップ4PLYピックガード(Heritage Korina Moderne用)とか、クローズアップとかかなあ。

VMじゃあ「やみクロ」っぽく各部の拡大写真と解説をお願いします。
FVカスタムメイドの1Pコリーナ・モダーンだけど、随所にカラマズー工場のレフトオーバーパーツを搭載した贅沢なスペックだ…と自慢しておこう。
VMお、言われる前に自虐ですね?(笑)どこらへんが特別っぽいですか?
FVまあ、モダーン自体が見れば観るほど、どこもかしこも「ヘンテコ」なスペックだが…。 レプリカ作るにも、ギブソン純正パーツが手に入らないと適当な見た目になりがちだし。ストリング・ガイドは、失くすとほぼ手に入らないパーツだな。
VMロッドカバー、前にも注目しましたけど、この「イカ」っぽさ。



VMベルシェイプとくらべて異様な曲線というか、他にこのシェイプのロッドカバーが搭載されたギターは無いですよね?
FVそうだね。2012年に復刻されたマホガニー版のモダーンは、ロッドカバーに「MODERNE」ってゴールド文字が入っていた。

VM違和感ないですね、これはこれで。
FVどっちがギブソンっぽいかといえば、ベルシェイプだが、どちらがモダーンっぽいかと尋ねられれば「イカ」って印象だねえ。

VMヘッド裏に、カラマズーアワードとかの高級ジャズギターに搭載されていた白蝶貝のオーナメントが取り付けられています。

FVあ、これね。工場閉鎖時に放出されたパーツにたくさん入っていたんだ。豪華だろ?
VMサイテーション(アーチトップのフラッグシップ・モデル)のプレートは、「Reg. No.xx」って彫られてるのもありますよ。あと、下段に製作日付。
FVLes Paul Spotlightのヘッド裏に、同様の白蝶貝プレートが取り付けられていて、まあ最高級の証ってところかな。
VMCustom Shop Decal、はみ出てますけど。

FVうーん、このタイプのロゴデカールはサイズが何種類かあるから、貼付する場所を選ぶよなあ。
VM個人的に思うんですけど、やっぱり「ゴールデンなコリーナ」には、ホワイトパーツが似合いませんか? もちろんゴールドパーツで。






FVそもそも、Heritage Seriesが登場した1982年のカタログや広告に掲出されている個体はブラックガードだから、ギブソン社の認識がそうなんだろ。

VMシリアル、USA刻印、ペグのクローズアップです。



VMあれ? シリアルスタンプがPart Ⅰで紹介した写真の個体と違いますね。
FVこの個体は、新しくコレクションに加わったクローンだよ。「D 027」のクローン。
VMややこしい事してますね。せっかくなら同じ字体のスタンプで「D 028」にして、3連番にすればいいのに。
FVいやいや、宝くじの前後賞じゃないから(笑)
VMネックジョイント、しっかりと再現してますね。

FVあとは、じっくりと写真でお楽しみいただきましょう。
VMうーん、今回はPart Ⅰ・Ⅱを通して捻りがないなあ。
FVそんな時があっても良いじゃん(笑)

Vintage Maniacsのモダーン特集、いかがでしたでしょうか。北米コレクターの間でも、カスタムメイド・モダーンは、コリーナの美しい木目・カラーリングや直線と曲線が織成す変形シェイプの神髄で人気があります。これからも、レアなギブソン・ヘッド・モダーンや、ワイドピックガード・モデルをご紹介したいと思います。お楽しみに。

後記
①文中で登場する北米屈指のモダーンコレクター、Ronn氏がオーダーした、唯一無二のワイドピックガード・モデル。ハードケースも、こだわりのヴィンテージ・スリム。もちろんカスタムメイドです。


②Part Ⅰでご紹介した、ギターの撮影時に良く使っているアンティークポットとアイビー。 ちょっとした小物で構図にアクセントが加わりますよ。ぜひ、やってみてくださいませ。




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