ジョー・ボナマッサ・フライングV - コリーナの贈り物

VM（Vintage Maniacs）のっけからジョーのアップとは、オドロキ桃の木サンショの木です。

FV（Fukazawa Vintage Club）いやあ、ブリキにタヌキにコリーナの木だよ、今回のエピフォンは。

VMのってますね。相当気に入ったギターとみました。

FV俺スキでやりたい特集だけどギブソンじゃないからね。

VMえ、そんなシバリあったんですか？

FVまあ今回はVintage Maniacsとも仲の良いジョー君のモデルだから、ファイヤーバードⅠ（参考：エピフォンが復刻した完成度の高いファイヤーバード）に続いての特集だ。

VM合点承知の助！

VMそれはそうと、手前にあるフライングVが気になりますね。

FVよく見てるなあ。これはちょっとヒストリーがあるので、別の機会にしっかり解説するよ。今日はとにかくボナVだな。

VMでは早速…

FVこの写真のハードケースはVintage Maniacsのスリムケースだけど、ボナVにも専用の台形ケースが付属する。これがまた手が込んでて、ケースだけでも買いたいね。

VMなんでこんないらない文字をプリントするんでしょうかね。

FVそりゃアーティストモデルだからさ。ギブソンのピート・タウンゼンドやアンガス・ヤングのSGもハードケースにサインが入ってるだろ？

FVしかもこの「インディアナポリス・AMOS」という名前にピンとくる人がいたら結構マニアだよ。

VMインディアナポリスのギターショップ「Arthur's Music」ですよね？Amosさんのお嬢さん（Linda Osborne）がお店を継いでますよ。

FVあ、そうか。一緒に行ったよね。

VMなるほど、ジョーはAmosさんのフライングVを買って、それを復刻するのに彼にちなんで名前をつけたのか。元のオーナーは冥利につきますよね。

FVほんとCoolだよね、やることが。トラスロッドカバーも、昔Amosさんが自分用に彫金させたものを復刻したらしいよ。

VMレイズドロゴまで復刻しますかね、しかもEpiphoneで。どれだけ気合入ってるんですか？（笑）

VM付属のケースは内側がフカフカでプロテクション性能よさそう。

FV実際重いんだけど、ツアートラックなんかでも安心して運べるよ。

VM厚みはずいぶんありますね。Vintage Maniacsのケースはギブソンのヴィンテージから採寸しているのでそれなりにスリムです。金具も、ボナVは普通のフックタイプなので、もうちょい頑張ってほしかった。

FVいやいや、これはこれでいいんだと思うよ。

VMここまでべた褒めですが、僕はヒールのジョイントにも好感がもてますね。

FV木目が上品でグレードの高いコリーナを使っているな。

VMストリングブッシュはこれでいいんでしたっけ？

FV見た目としては逸脱してないんじゃない？

VM最後になりますが、○・☓をそれぞれお願いします。

FVそうだなあ、ABR-1は△。普通のダイレクトマウントにしてほしい。

FVサイドのラバーは○。

FVフィンガーボードも○。

FVピックアップは音出ししていないので何ともいえない。

FV唯一ナンクセつけるとしたら、ネックとヘッドの継ぎ目だね。これ、なんでブラックのトライアングルに塗らなかったのかな…

VMうーん、まっすぐに継ぎ目が見えていて、たしかにデリカシーがない。でも価格もそれなりにリーズナブルですから、100万円のヒスコレと比べちゃだめですよ。

FV昔のバッカスなんか作りもマテリアルも良かったから、今回の企画でちょっと懐かしく思い出したよ（笑）

VM最後になりますが、ジョーがArthurさんに敬意を表したロッドカバーが、これ。

FV素敵なストーリーだよな。ギターを介したスピリチュアルなつながり。ギターを手放すときは手厚く愛してくれる人に渡ってほしいと願っている人が多いだろうな。

VMそれはそうと、ギターケースに同梱されていたエピフォンのカタログに、なぜか8弦のマンドリン・ファイヤーバードが載っていますよ。

FVモダーンならほしい（笑）

VMとにかく、Fukazawa Vintage Clubさんがこれだけ盛り上がるフライングVは久しぶりです。ぜひ音出ししてください。

FVとりあえず新品のまま保管しておくよ（笑）

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文・写真：FUKAZAWA VINTAGE CLUB

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