なつかしのトレーディングカード Part Ⅰ 前編

1993年にM.C. Productionsという会社が発売した「クラシック・アメリカンギター・カード」をご紹介。各カードの裏面には機種ごとの説明もあり、そこからは当時の価格やギターの評価が読み取れます。

VM (Vintage Maniacs)トレーディングカードといえば、大リーグの往年の名選手となると、カードの値段もスゴイですよね。

FV (Fukazawa Vintage Club)うーん、かねてより不思議だったんだけど、文化かね。凄い価格のものもあるみたいだ。

VMアメリカのたばこ業界のプロモーションが、そもそものスタートって聞きましたけど。

FV正確には、19世紀後半にタバコのパッケージ箱に封入された補強用の厚紙がルーツらしい。ただ厚紙だとつまらないから、そこに広告やイラストを入れたアイデアマンがいたんだな。

VMどれくらいスゴイ価格のものがあるんですか？

FV聞いたところだと、「ホーナス・ワグナー」という野球選手のカードは、オークションで3億円以上で落札されたって。

VMえ～、バーストが何本も買えるじゃないですか。そういえば、FVさんは「仮面ライダーカード」も沢山もってますよね。

FVそれもトレーディングカードの一種だな。

VM今回紹介するのは、アメリカで1993年にM.C. Productionsという会社が発売した、ヴィンテージギターのカードです。シュリンクも開けていないバージンですね。

FVそう。開けちゃうよ、特別に（笑）

VMお～、わくわくしますね。

VMちゃんと中身が書いてあるところが親切です。

FVお、なんか説明書が出てきたぞ。

FVこのカード製作に際して協力してくれた人達へのお礼メッセージと、メールオーダーの説明が書いてある。

VM1セットが$12.95＋送料$3.50で合計$16.45です。結構しますね。

FVでも、最初からコンプリートセットだから、中身が見えずに沢山かって重なったりすることを考えれば合理的だよ。私は、「宮下遥」さんをコンプリートするのに、バレーボールカードで2万円以上使ったからな。

VM社員に聞かれたくないセリフですねえ。

FVまあ、順番に見ていくか。しょっぱなが「コリーナV」だから期待できるぞ。

VM裏にきちんと説明が書いてあるんですね。

VMこのあたりは、ちゃんと「ぬかりなく」トレーディングカードしています。この説明では、「もっとも高額なギブソン・ギターだろう」ってことらしいです。「Six figures sums」ってなんですか？

FVこれは、アメリカで「高額」を表現するときによく使われるんだけど、要するに「100,000」で六桁だ。ドルで六桁だから「100,000～999,999」までで、1千万円～1億円ってかんじかな。

VMバーストよりも高いんですかね。

FVつぎに59バーストが出てくるから、裏の説明を読んでみようか。

VMあの、グレッチとかテレキャスターは…？

FVやる？（笑）　テレキャスターの説明で、「Classic of Classics」という表現がかっこいい英語だ。「傑作中の傑作」みたいな感じ？　ホワイト・ファルコンの「Cadillac of guitars」も、豪華さを端的に表現している。

VM結構英語の勉強にもなりますね。