ギターケースと過ごすSGなSunday
SGのケースって、年代別・価格帯別に結構なバージョンがあって、特に70年代はカスタム用の高級ハードシェルケースからチップボードっぽいのまで多数あります。なのでヴィンテージを買うときは、ケースがオリジナルか、同じ年代でも入れ替わっていないかなど、しっかりと観察するようにしています。
アメリカからマホガニー製ギターベンチが到着しました。これ、良い木材を使ってます。質実剛健って感じのアメリカンな造りだから、撮影にも結構馴染んでるでしょ?ヴァージニアに住んでる友人Tony Witfordのお手製。ギターのボディにも使えるクオリティ。というわけなので、今日はちょっとラフな気分です。マホガニーベンチに似合う、トフィーブラウンのSGを倉庫から引っ張り出してきました。やっと湿気の少ない季節になったので、ギター倉庫もカビ臭さがとれて、さわやかなひんやりした空気が漂っています。
SGのケースって、年代別・価格帯別に結構なバージョンがあって、特に70年代はカスタム用の高級ハードシェルケースからチップボードっぽいのまで多数あります。なのでヴィンテージを買うときは、ケースがオリジナルか、同じ年代でも入れ替わっていないかなど、しっかりと観察するようにしています。写真のケースは両方ともフラットケースで、一応木製ですがアーチのついたものと比較すると安価なバージョンですね。
どこが違うかわかりますか?フラットトップのケースは留め具が簡単な構造です。
アーチトップ構造の高級バージョンと比較してみましょう。
上段のケースは明らかにしっかりと留まる金具ですね。ケースの蓋になる部分には、ゆるやかなアーチがついています。
次のケースはフラットトップで文字通り平らです。
もうひとつ、同じ時期に登場しているチップボードケースがあります。主にSGシェイプのメロディーメーカーなどの購入者が買ったと思われます。
蓋を止めるリボンがないので、がばーーーっと開いてしまいます。
いかにもチープで、いまにも型崩れしそう。でも、これが保管には厚みをとらなくて便利なんですよ。内側のライニングを見たついでに前述のケースも見ておきましょう。アーチのついたシェルケースはパープルライニングで、アンコもちゃんとついている丁寧なつくりです。
まあ、どっちにしてもギター入れてしまえば余り違いはないんですが、やっぱり手に取って触ってみると随所に違いがありますね。
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