Fender Strap かく語りき第一話（全三話）

フェンダーのモノグラム・ストラップ特集（全3回）の初回は、メタルバックルを中心にご紹介。レザーエンドや裏地の違いなど、詳細なクローズアップ写真で見ていきます。

奥が深いモノグラム・ストラップ

VM (Vintage Maniacs)こうやって敷き詰めるとインパクトありますねえ。

FV (Fukazawa Vintage Club)ヴィンテージのストラップって、いつの間にか本数が増えてくるから。同じ柄を集めていても、ちょっとずつスペックが違っていたりしてね。

VMそういえば、これまでVintage Maniacsではレトロなストラップを9回に亘って回顧していますね。

FVそうだった。中には「レザーエンドのリペア」なんて、DIYの役立ち記事もあったね。

VMちょっと振り返っておきましょうか。

FV⑦のTakegamiコレクションは、私のコレクションとあわせて全部撮影したんだけど、紹介しきれてなくて続編がまだだね。

VM⑨の記事の訂正も、しっかりとやってくださいね。読者の方からコメントきてますよ。

FVいやあ、Fenderのモノグラム・ストラップは奥が深くてね…（笑）

復刻版とヴィンテージ

VMじゃあ、まずどれからいきましょうか。

FVこれかな。

VMこれ、「復刻版」って書いたら、「センターステッチはヴィンテージ」というメッセージが多数寄せられております。ここに訂正し、お詫び申し上げます。

FV君は「NHK」か（笑）　このセンターステッチは、ちゃんとした70年代のヴィンテージだよ。すまんすまん。

VMリベットが大き目で5個になっていたり、スタビリティーが向上していますね。フチがほつれても真ん中にステッチが入っていることで、べろべろに崩壊しない点が良いです。

FVバックルがプラスチックだと、ホリゾンタル・ロゴ（ホリロゴ）でも「復刻版」って思いがちだけど、しっかり見ないとね。

VMってことは、これは両方ヴィンテージってことで良いんですよね？

FV日本国内で復刻された「ホリロゴ」のバックルがプラスチックだから、遠目には混乱しやすいよ。

VMメタルバックルのバージョンが、北米で「Fender Legacy Vintage Monogram Strap」という長ったらしい製品名で復刻されています。$49.99でした。

FVお～、さすがネットサーファーのVM君。調べてるね。

VM僕はヴィンテージは入手しづらいので、日本限定の樹脂バックルバージョンとLegacy、2個揃えたいです。

FVで、とりあえず「ヴィンテージ・フェンダー・ストラップ」と呼ばれるバージョンが、いくつくらいあるのか順番に見ていこうか。

VMそうこなくっちゃ。FVさんならではの、ちまちまチェックで、ぜひ解説してください。

FVまあ、「ゴマシジミ」の亜種の紋様分別ほど複雑じゃないからね。

VMあ、思い出しました。「ゴマシジミ本州中部亜種」がやっと「国内希少野生動植物種」に指定されました。FVさんも、ずっと保護活動やってましたから、実りましたね。

FV捕獲や譲渡禁止だよ、現在は。「アトランシア・ギター」ゆかりの地、長野県松本市の「特別天然記念物」にも指定されている。今回は、整理の意味もあって分類表をつくってみたよ。

呼称	バックル	レザーエンド1	レザーエンド2	裏地	その他
メタルブラウンⅠ	メタル	ハトメ 2個	ハトメ 2個	ブラウン
メタルブラウンⅡ	メタル	ハトメ 2個	ステッチ	ブラウン
メタルブラックⅠ	メタル	ハトメ 2個	ハトメ 2個	ブラック	スムースとシボの2種
メタルブラックⅡ	メタル	ハトメ 2個	ステッチ	ブラック