ヘリテイジシリーズのブラウンケース (前編)

ハードケースはヴィンテージ感を演出するのに大事なアイテムです。今回はヘリテイジ・シリーズのモダーン／エクスプローラー用ケースの他、結構珍しいチェット・アトキンス専用のブラウンスリムケースもご紹介します。

ギター本体に対するハードケースの価格

VMVintage Maniacsブログのハードケースシリーズって、リペア特集を含めて結構読み応えありますね。

FVこれまでは、あまり拘りのなかったコレクターの人達も、自分のコレクションのハードケースが新しいものに交換されていると、保管庫を見たときに、なんとなくヴィンテージ感がないんじゃないかな？

VMたしかに、ノーマン（ハリス）や、ジョージ（グルーン）の倉庫を見ても、ハードケースだけで「これは何年のLP」とか「50年代のST」とか、ワクワクします。

FV60年代に新品でギターを買うとき、本体に対してハードケースの価格って、すごく高額な印象があるだろ？

VM「稀少なSG用Zipカバー - 1966年のギブソン・カタログ」この記事で紹介されているカタログプライスを見ると、ケースの値段に驚きますね。

稀少なSG用Zipカバー - 1966年のギブソン・カタログ

2017.6.9

FVSGスタンダードの本体が「＄305.0」で、専用ハードケースが「＄62.0」ってことは、ハードケースがギターの1/5もしてる。

VM店頭で30万円のギターを買って、持って帰るのに「ケースは6万円です」って言われたらびびりますよ。

FVだから、結構「ハードケースを買わずに…」っていう人も当時多かったんじゃないか？

VMここで紹介している「80年代のブラウンスリムケース」は、概ねギターとセットでトレードされているようです。「モノによる記憶の解凍 - HeritageとVintage」

FVコリーナのヘリテイジ・シリーズは、カタログでは一応「with Case」って書いてあるから、初代オーナーはセットで入手していたはずだ。

モノによる記憶の解凍 - HeritageとVintage

2018.11.9

VMえっと、撮影するのは「FV」「EX」「モダーン」「LP」ですが、「335」は？

FVそれは、ギターと一緒に別の機会にね。

モダーン専用ハードケース

VMじゃあ、まずは「モダーン」からです。前から思っていたんですが、「Flying V」が「FV」で、「Explorer」が「EX」なら、なんで「Moderne」は「MD」とか「MO」とかって省略しないんですか？

FVたしかに、アルファベットだと文字数はそんなに変わらないから、省略しない理由はないな。

VMで、ハードケースですが、モダーンは全くの専用ハードケースですね。ほかの機種は入りません。

FV個人的には、エクスプローラーと兼用でも良さそうだけどね。

VMほんとだ。アソコのアンコがなければ、両方とも入りますよね。

FVもっと言えば、この大きさならFVも入るだろ？

VMというわけで、モダーンのオーナーでケースを探してる人、時々います。先日はeBayで600ドルで取引されてました。

FV買ったの、私だ（笑）　ブラウンスリムのEXケースを探している人も多いよ。80年代コリーナのケースには2種類あって、初期がブラウン、後期「Custom Shopデカール・バージョン」の外装はブラックだ。